*森林にて
そこには静けさしかなかった
朝もやが大気のカーテンのように
森を包んでいた 柔らかい光に透けながら
荘厳な森はまだ静かに眠っていた
私だけがそこにいた
小さな世界に私だけが
森の匂いのなかに地球を感じた
星の温もりがある
その一瞬 人間であることを忘れる
長い時間の狭間を見つめながら
歩いていると森と同化していきそうな気がして
ふと足を止め深呼吸
やがて沈黙の森がざわめき始め
森の目覚めが訪れる 朝日と共に
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