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*ここに天ありここに地あり

どこまで見上げても空があるばかりなので
やがて雲は水滴に姿を変えて
海へと降りた
どこまで見下ろしても海があるばかりなので
やがて水は雲に戻った
風が雲を運んでいく
そして雲は風に逆らうように身悶えして
雷光を放つ すべてを貫くように
風は雲にやさしかった
雲はやがて風に身を任せた
天と地の狭間で
水平線の向こうでは
空と海とが手をつなごうとしていた
雲の嫉妬を風は感じた
空と海とが出会えぬように
間に雲は横たわる
風はやさしく
さざなみをつくる
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