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*じかん

ほんとうの意味での
さよなら。

あなたが言ったとき、
僕はしばらく動けなかったけど
ああ、終わったんだ。
と自分に言い聞かせるように
呟いて、それでも
頭のなかはまっしろだった。
 
やがて 時が過ぎて
今日のことやあなたのことを
きっと
忘れてしまうんだ
忘れてしまうんだ
こんなに愛した日々があったことを
こんなに愛したひとがいたことを
ほんとうに
忘れてしまうんだ
そして まるで
何も
な かったように
日々は繰り返していく
止まってしまった
僕たちのじかんは
もう色褪せていくだけだから
新しい記憶の波にのまれ
溺れて沈んでしまう
 
忘れたくないことも
忘れなければいけないのですか?
 
僕はあなたを、
あなたとのじかんを
忘れたく、ない。
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