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*旅・連詩

始まりはひとつの旅路
青い空 蒼い海
裸足の子供たちの駆ける浜
 
   *
 
潮騒にはしゃぎ疲れて
笑顔のまぶしい太陽も
こっそり波間に横たわる
眠れ眠れ ぐっすりと
微笑みながら月が囁く
 
   *
 
月光が照らす不毛の大地に
根付く命の逞しさ
そよ風になびく葉音(はおと)羽音(はおと)
 
   *
 
野原の四重奏に合わせて
歩く小路の幽玄さ
夜風の涼しさと
対照的な
きみの手の温もり
 
   *
 
灯された暖炉に並ぶ掌
内陸の厳しい気候のなかに
一時の安らぎを得る
 
   *
 
安寧な日々を
孤独の宿でふと思いだし
後ろを振り返る誘惑に
つい負けそうになり
オルフェウスの苦しみを知る
 
   *
 
人知を超えた大自然
その姿に畏怖しつつ
感じる精神の荘厳
 
   *
 
感動を伝える難しさ
言葉には限界があり
写真にしても寸足らず
そこで一遍の詩
長旅に心の泉湧く
 
   *
 
内なる衝動
煌くまなざし
足音と背荷物
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