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*夏景色晴れ渡った茜空に入道雲が夕方のいつもの渋滞した橋の向こうに まるでそこが自身の定位置であるかのように まったりと横たわっている ふと それが夏限定のものであることを思いだして それでは春や秋や冬の景色はどうだったのかと ほんの少し自分の記憶に意地悪になってみたくて そんなことをぼんやりと考えてしまう 歩道を通り過ぎていく自転車の群れが見える 私はそれを気まぐれに通り過ぎた子供達のせいに 夏休みという軽いジェラシーのせいにしたくて ついつい疎ましい視線を送ってしまう 最初に感じた入道雲なんかもうどうでもよくて 全てを夏の その享楽のせいにしてしまう そういう自分の責任転嫁がさらに不愉快にさせて 後悔と共に反省もする そんなある日の夕方 - 39 -
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