*宮古・4
海面には海底が映っている
遮るものは何もない
湖面のように穏やかな海に
私の身体が沈んでいく
重力からの開放感と景色の美しさに
恍惚として時間を忘れてしまう
雲ひとつ無い青空の心地良さは
情報の少なさから得られる心地良さだ
だが暗闇の恐怖も
情報の少なさから得られる恐怖だ
洞窟の闇の中で
ふと 私はそんなことを思う
複雑な地形の隙間から
光の粒子たちが
海中に溶け込んでいる
光のなかを 私は泳いでいく
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