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*ココア

ココア、きみは逝ってしまった
そして今日 ぼくはきみを埋めた
冷たく硬直したきみを見ても
ぼくはどこか嘘みたいに思えていて
だけれど掘り終えた穴にきみを寝かせたとき
認めたくなかったきみの死を
真摯な現実として受け止められた
そんな気がする
 
ココア、
ぼくはきみに土を掛けながら泣いてしまった
もうきみに会えないことが分かってしまったから
でもそれは悲しかった訳ではなくて
悔しくて 悔しくて
ぼくは泣いてしまった


 
きみがいた四年
全てを思いだそうとしても
思いだされるのはいつも同じような日々で
やがてその何日かも忘れてしまうのかも知れない
でもね、きみの存在はずっと消えることはないよ
 
こうして詩を書いていると
きみは膝の上に座りたがる
ぼくは煙たがっていたけれど
でもそういうきみが大好きだった
しっぽをぴんと張って歩き
何かして欲しいときだけ甘えるように鳴き
人見知りでわがままな猫
でもぼくはそんなきみが大好きだった


 
きみを埋めたあとには
小さな椿の苗を植えておいた
きみはやがて土に還り
それを使って育っていくだろう
そして やがて美しい花をつけるだろう
ぼくはその花を写真に収めていこう
 
ココア、きみと出会えて良かった
生まれてきてくれてありがとう
思い出はいつか無くなってしまうけれど
ずっと いつまでもきみを愛しているよ
ずっと ずっと いつまでも きみを愛しているよ
 
豊かな日々をありがとう。ココア。
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