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*通学路かつてそこには道があった私が歩き 子供たちが歩き そしてささやかな日々を共有した 車も通らない小さな道があった 立派ではないが四季のある道だった 春には道端に名も知らぬ小さな花が咲き乱れ 初夏になると掌ほどの水路に水があふれた 秋には藁束が転がり すすきが舞っていた 私たちは通りがけに草花を摘み 虫を追った 見晴らしの良いたんぼ道で 田畑の実りをその成長と共に眺めていた そして今 私の通学路は埋め立てられ 土砂とコンクリートの不毛な土地になった
来年には幹線道路が開通するらしい
私は子供たちに見せてあげたかった 掌ほどの四季と草の香り 土の匂いを だがそれはもうかなわぬ夢となり 砂絵のように 儚く消えた - 3 -
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